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薄れゆく景色の中、下人はあの「夢」の続きをみた。白1面の何もない世界。目の前には「あの日」の自分。再び吐かれる呪祖の詞。
「やっぱりな。とても強者の姿とは思えない」
─煩い 煩い 煩い 煩い
「これが…これが…お前の望んだ末路だというのか。罪人として斬り伏せられ、名もなき死者となることが…貴様の望みか。お前は、「生きるため」という理由を付けて罪の意識から逃れていたに過ぎない、自分の中に潜む魔に翻弄されて罪を重ねていたに過ぎない。お前は…紛れもない悪だ。許されぬ悪だ。」
黙れ 黙れ 黙れ 黙れ 黙れ 黙れ 黙れ 黙れ 黙れ 黙れ 黙れ
「死して尚、償え。お前には地獄が良く似合う」
そう言い残すと「下人」は去っていった。
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