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そう言って、アキラは近くの電気屋を指差した。
「……わかった。じゃあ悪いけど、先に帰るな。」
「おう、気をつけて。」
ヨーヘイは駅の東口を出て歩きだした。
あのバレンタインの夜。
スイカから、プレゼントのついでに、おもちゃのケータイのメルアドを教えてもらった。
そのメルアドは、今持っている自分のケータイに登録している。
ヨーヘイは、急にスイカに悪い事をした気分になった。
はやる気持ちは、駆け足となって現れた。
ヨーヘイは真っすぐ自分の家に向かった。
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