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プチテンシはすぐに見つかった。
ヨーヘイは、スイカからのプレゼントは机の引き出しに大事に収納している。
「こういうところは几帳面でよかった……」と、内心ホッとする。
ヨーヘイは改めて目の前のプチテンシを見た。
パッケージはキラキラしていて、目に悪い気がするほどなのに、中の本体は不思議な美しさがあった。
ヨーヘイはあの時すでにケータイを所持していたので、このプチテンシは開けることはせず、大事に保存していたのだ。
箱から本体を取り出してみる。
感触は新品のケータイそのものだった。
本物のケータイの分厚い説明書よりも、三分の一ほどしかない薄い説明書を読んでみる。
まずは、プロフィールとメールアドレスの設定からである。
ヨーヘイはプチテンシの電源を入れる。
いかにも本物のケータイらしく、待受画面やメニュー画面が表示されていた。
メニューにはメールやゲーム、ミュージックのコンテンツがあった。
さすがに電話やインターネットの機能はないようだ。
カメラまで付いているが、果たして意味はあるのだろうか。
説明書のメールの項目を開いてみる。
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