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――ガバッ! まさに、この効果音が相応しい音をたてて俺は勢いよく起き上がる。 ――あれ?ここ…俺の部屋だ… まだ脳が正常に働いてないのか、俺は何が何だかよく分からない。 とりあえず、さっきの映像についてよく考えてみた。 すると、よくも分からないうちに、俺は勝手に一つの答えを生み出す。 「…夢か…」 とりあえず、枕元にいつも置いてから寝る携帯電話に手を伸ばし、カパッとそれを開き、ディスプレイを見る。 いつもの待ち受け画像…好きな歌手の好きな曲の歌詞の入ったどこかの山に隠れつつあるオレンジ色の太陽の風景画像。 その右上に表示された時間を見る。 そこにはこう表示されていた。 7/24(FRI) 07:52 いつもならもう既に遅刻するかしないかの瀬戸際の時間。 だけど、今日からは違う。 今日から俺の通う高校は夏休み。 俺はまだ寝てられるんだ。 ああ、なんて清々しい朝なんだ。 …暑いけど…
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