Turning Point

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この世界は、4個の国にわかれている。 北の国「アーダス」 商業が発展していて、東と西の国との貿易が盛ん。かなり裕福な国 西の国「サイク」 この国には、世界最大の魔法学園があり多くの才能ある若者が通っている。 南の国「クラウディア」 この国は、4個の国の中で唯一、魔物・魔族を認めている国で人間はほとんどいない。世界の破滅を望んでいるが戦力の差が圧倒的なので手を出せないでいる。 そして東の国<ターガ> この国には、ギルド本部と「無限の使者」本部がある。 ここはその[無限の使者]本部である。 [無限の使者]本部の最上階に悠然と歩く一人の美少年がいた。 彼の名前は[ゲイス・K・サイク] 立入禁止となっているこのフロアには、ゲイス以外の人が見当たらない。 コツコツと、靴が地面をならす音が響く。 ゲイスが<総司令室>と書かれたプレートが取り付けられている扉の前で止まる。 ――ガチャッ そしてノックもせずに入って行くと、40代くらいの少し髭をはやした男性が書類に何か書き込んでいた。 ???「おぉ、ゲイスか お疲れ~」 書類から目を離し、ゲイスの方を見て言う。 「おい、クソ親父 お前…敵の数50万って言ったよな…」 ゲイスが殺気を込めながら聞くこの「親父」という人物は「クロス・ガーランド」。 前の全帝で現・総司令。 実はゲイスとクロスは血が繋がってないのだが、その話はまた今度…。
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