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「あ、やっちゃった。テヘッ☆」
殺気放出中のゲイスに、年甲斐もなくふざけて返す。
――ブチッ!!
何かが切れる音がした。
「え?えぇ!?なんで手の平に超高濃度の魔力集めてるの!?嘘だよね。冗談d『白炎魔法-ホワイトプロミネンス-』ギャァァァァァァァ!!!」
超高温の白炎の球がクロスに襲いかかる。
20分後…
「で、何のようだ?」
ボロボロになったクロスにゲイスがたずねる。
「げ、ゲイス様にはサイク魔法学園に入って貰おうかと思いまして…」
「ほぅ、もう習うことなど無いはずなんだが…」
若干嫌そうに答えるゲイス。
「しょうがないんだよ
なんたって[国王]の命令なんだから…」
国王とクロスが言うと、ゲイスは少し反応する。
「あぁ、じゃぁ行かないと…な」
表情は変わらないが、明らかテンションが下がっているゲイス。
(やっぱり、ゲイスはまだ過去に捕われているな…)
クロスが思いにふけっていると、ふいにゲイスが話し掛けてきた。
「おい、編入はいつからなんだ?」
クロスは迷うことなく大量の資料の中から一枚の紙を渡した。
「フムフム……って、これ明日からじゃねぇか!!!」
「え?ちょッ、これさっきと同じパターン!?ま、まっt『白炎魔法-ホワイトプロミネンス-』ギャァァァァァ!!またですかぁァァァァァ!!」
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