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35分後…
「で、荷物とかどうするの?」
仁王立ちするゲイスが、未だ土下座の体制を崩さないクロスに向けて言う。その声色は冷たく、次はないぞという副音声が聞こえてくる。
「は、はい
私が責任を持って寮に送らせて貰います!ゲイス様」
ボロボロのクロスは地面に頭を打ち付けながらゲイスに言う
総司令の威厳など1mmもない。
「そうか、わかった
じゃあ、今日は帰る」
そういうとゲイスは、部屋から出ていった。
「…ふぅ、終わったぁ
ゲイスには、無理させすぎたからなぁ…
まぁ、戦闘以外の事に触れるのもたまにはいいんじゃないか…」
そういうと、再び資料に目をむけだした。
――1番隊隊長専用室
「ふぅ~、疲れたな…
…寝るか…」
[無限の使者]に存在する隊の隊長各のみに与えられる部屋に入ると、一直線にベッドへ向かう。
(明日から魔法学園…か
フッ、久しぶりの息抜きとして楽しんでみるか)
ちょっと微笑みながら思ったゲイスはそこで意識を手放した。
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