本当の初恋

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『菊乃さんは、俺の初恋だった、だけど菊乃さんにとっては俺は邪魔な存在だったんだ』 そう言うと、寅次郎さんの姿は俺の前から消えていった。 『あっ、ちょっと待ってくださいよ、まだ聞きたい事があったのに』 『また明日、ここで待ってるから』 寅次郎さんの声だけ 聞こえたが、その声は落ち込んでいた。
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