いつもの朝

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いつもと変わり無く、朝はやって来た。 その日は、一週間前から飲み会の予定が入っていた。 行きつけの居酒屋で七時から。 残業出来ないから、朝から気合い入れて仕事しなければならないと思うと、少しうんざりしていた。 俺の名前は、桑名春樹、二十九歳。 一応、地方公務員だけど家庭の事情で高卒だから、どんなに頑張っても大した出世なんて出来ない。 だから適度に仕事して、老後の為の金を貯めるのが生きがいだった。
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