3371人が本棚に入れています
本棚に追加
いつもと変わり無く、朝はやって来た。
その日は、一週間前から飲み会の予定が入っていた。
行きつけの居酒屋で七時から。
残業出来ないから、朝から気合い入れて仕事しなければならないと思うと、少しうんざりしていた。
俺の名前は、桑名春樹、二十九歳。
一応、地方公務員だけど家庭の事情で高卒だから、どんなに頑張っても大した出世なんて出来ない。
だから適度に仕事して、老後の為の金を貯めるのが生きがいだった。
最初のコメントを投稿しよう!