秘密

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ある日、詩織は春の香りが薄れだした夕暮れの街を上司からのおつかいをすませ、歩いていた。 春が終わるのは寂しいが、この初夏に向かう街のにおいも嫌いではない。 春の終わりを感傷的に感じながら、新しい季節の到来を心待ちに感じた。 。
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