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ガバッ!
レイス「ここは…?」
目が覚め、勢いよく起き上がったレイスがいたのは薬品の匂いと白い天井の
ライザ「ここはMICUの医務室だよ~」
医務室だった。
レイス「俺はどれくらい眠ってた?」
ライザ「3、4時間くらいかな~。ちょうどさっき学園の舞踏会が始まったみたいだよ~」
ライザはレイスの隣のベッドで眠るクリスの様子を見ながら言う。
クリスは静かだが、どことなく幸せそうな顔で眠っている。
レイス「……ベッドなんて知らない筈なのにな」
レイスは体を起こし、ベッドから下りながら言う。
ライザ「レイス君!眼が…!」
ライザがレイスの右目を指しながら言う。
レイス「眼…?」
レイスが近くにあった手鏡で確認すると、右の瞳が銀色に染まっていた。
ライザ「どうしたんだいその眼…?」
レイス「【神眼】だ。この瞳は魔眼ではなく【神眼】…神の力が宿りし瞳だ。今はシュヴァルツの"無"の魔力が宿っている…」
ライザ「魔眼はどうなったんだい?」
レイス「左に残ってる…」
そう言って振り返ったレイスの左の瞳は金に染まっていた。
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