新:第三幕~闇の脈動~

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ガバッ! レイス「ここは…?」 目が覚め、勢いよく起き上がったレイスがいたのは薬品の匂いと白い天井の ライザ「ここはMICUの医務室だよ~」 医務室だった。 レイス「俺はどれくらい眠ってた?」 ライザ「3、4時間くらいかな~。ちょうどさっき学園の舞踏会が始まったみたいだよ~」 ライザはレイスの隣のベッドで眠るクリスの様子を見ながら言う。 クリスは静かだが、どことなく幸せそうな顔で眠っている。 レイス「……ベッドなんて知らない筈なのにな」 レイスは体を起こし、ベッドから下りながら言う。 ライザ「レイス君!眼が…!」 ライザがレイスの右目を指しながら言う。 レイス「眼…?」 レイスが近くにあった手鏡で確認すると、右の瞳が銀色に染まっていた。 ライザ「どうしたんだいその眼…?」 レイス「【神眼】だ。この瞳は魔眼ではなく【神眼】…神の力が宿りし瞳だ。今はシュヴァルツの"無"の魔力が宿っている…」 ライザ「魔眼はどうなったんだい?」 レイス「左に残ってる…」 そう言って振り返ったレイスの左の瞳は金に染まっていた。
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