ー4truck

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「ほう、人探しかい」 「ええ。 ある古い友人の子供を探しているんです」 定秋は説明した。 「私でよければ協力するよ」 「ありがとうございます。 あの、この少女に見覚えはありやせんか?」 耕助は暁の写った写真を運転手に渡した。 「う~ん、ここらじゃ見ない顔だな。 まあ、こんな美人一回見たら二度と忘れないさ」 運転手は写真を返した。 「運転手さんはこの仕事長いんすか?」 耕助が聞いた。 「そいだなぁ、かれこれ7年はやっているよ」 「そうッスか」 「ところでお客さんどちらまで?」 「クラウンホテルまでお願いします」 定秋は言った。 「はいよ」 タクシーは夜の街に吸い込まれていった。
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