ー4truck

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運転手はそう言って去って行った 「シェンシュンさんの春巻きの方が大きそうッスね。 交換しましょう」 いきなり耕助が飛びかかかってきた。 (マズイ、中には) 「お客様、何かお困りですか」 ドアマンが定秋達に近づいてくる。 一瞬、耕助の目線がドアマンに移った。 僕は素早く生春巻きの包みの一部を破き、中に入っていたSDカードを回収する。 「いえ、なにも」 定秋は耕助に春巻きを渡し、冷静な顔で答えた。 「でしたら、中にお入りください。 外は暑いですから」 ドアマンに促されてホテルの中に入った。 (コイツも、優鬼の手の者。 ドアマンならば、荷物を持つはず) ドアマンは玄関ホールまで付き添うとまたもとの場所まで戻って行った。 「今のドアマン変だと思いやせんでしたか?」
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