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定秋と13は足早に会議室を後にした。
「アヤツは組織にとって危険な存在。
削除する時がいよいよ来た」
再び会議室に光が灯った。
「そのためにアイツを任務に同行させた。
もし、失敗しても尻拭いは彼らがしてくれる」
8が言う。
「粛清を」
0が言うと、再び会議が真っ黒になった。
「シェンシュンさん」
13が定秋の後ろから走って来る。
シェンシュンとは定秋のコードネームだ。
「アワッ」
長すぎるスーツの裾に躓いて13は空中で反転し、尻餅をつく。
「大丈夫ですか、耕助さん」
定秋は耕助に手を差し延べる。
耕助は13のコードネームだ。
「いやぁ、かたじけない」
耕助は定秋の手を借りて立ち上がった。
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