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今日は高校の入学式。
早めに起きた俺は、ゆっくりと制服に着替える。
何故か早く起きたかはわからない。
そうだな…強いて言えば遠足が待ち切れない小学生の心境っと言った所かな。
とりあえずワクワクしてる。
中学ではバスケ部に入り汗と共に中学時代を費やした。
だけどそのせいで、友達や勉強、委員会などやる暇がなかった。
だから俺は高校で何かしたい…そう思ってる。
ゆっくりと着替えが終えた俺は、自分の部屋の窓に向かった。
カーテンを開けて見えるのは幼なじみの家の部屋。
まぁ窓ですね。
俺は窓を開けて窓を軽く叩いた。
「お~い、起きてるか?」
「うん……今着替えてるから……待って」
静かに喋る女の声。
少しハスキーボイスもあるな。
彼女は静かに喋る…簡単に言えば人見知りな方だ。
俺が長い付き合いだから普通に喋るが、初対面なら黙り混むか頷く、よくて『うん』や『すん』の世界だ。
ってか、すんって言わないけどな!誰だよ、そんな阿保な返事した奴?
まぁともかくだ。
彼女は幼なじみで、世間で言うクーデレさんだ。
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