後悔

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私は、どうやら、もう長くはないようだ。 早すぎる人生のフィナーレを目前に、その掌(てのひら)に残ったものは後悔、そして少しばかりの自嘲。 人のこころ、自然、汚れてゆく色々たちに対しては、もういい加減うんざりだ。 が、それでも、今現在確実に迫る"それ"は恐怖である。往生際が悪いとはまさにこのことか。
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