青年期 編

33/43
前へ
/119ページ
次へ
とっさに僕は明美の名を叫んでいた。 僕の声に気付いて振り返った明美の目の前で、不審な中年男性は突き出しかけた両腕をすばやくひっこめ、はっとした表情で駅の人ごみへと消えていった。
/119ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加