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井崎は学校に到着した。
そこには自分と同じ学年の二年生しかいなかった。
みんなジャージやらスウェットや学ランやら私服とかいろいろな服装の友達がいた。
井崎は仲の良いラグビー部の坂口一喜に話かける。
【井崎】
「どうしたん?」
【坂口】
「マッチョが体育館に行けやって。」
二年生全員は体育館に向かう。
いつも通りの体育館だ。
そこにはマッチョしかいなかった。
明らかに昨日とは様子が違う。
笑顔ではあるが、かなり不気味な感じ………
【マッチョ】
「さあ………皆………今カラ1ヶ月間鬼ごっこやるカラ……」
みんなキョトンとしている。
【マッチョ】
「でも、鬼ごっこできるのは100ニンダケヤネン……」
代議員の大林聖治が言った。
【大林】
「どうやって決めるん?」
【マッチョ】
「それはみんなで決めていいよ………ちょうど100ニンナ……」
「あたし、やめとくー」
女子が言い出した。
【マッチョ】
「じゃあやらない人は教室戻ってて」
【女子】
「はーい」
マッチョはずっと笑顔だ。
そしてぞろぞろ173人いた体育館が106人になった。
【マッチョ】
「あと、6ニン……」
【女子B】
「じゃああたしええわ……」
【女子C】
「あたしも……」
【男子A】
「俺も教室行くわ。」
そしてついに100人になった。
【マッチョ】
「じゃあ始めヨウカ……とその前に………残った君達にいいもの見せたるワ」
マッチョは体育館の巨大なモニターを出してスイッチを入れた。
そのモニターには二年生全クラスが映し出されていた。
みんな楽しそうにしゃべっている。
【マッチョ】
「いくで………シネ…………」
マッチョはボタンを押した。
するとモニターに映っている二年生みんながバタバタと倒れていった。
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