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樹月×睦月『君がいないと…』
『大丈夫…行ってきなよ!二人を待たせちゃ悪いよ』『…でも』
そりゃ…本当は行って欲しくないけど…行くの楽しみにしてたの知ってるから…だから
『当日に具合悪くなった僕が悪いから…大丈夫だよ一人で』
『っ…でも…僕は』
『行っておいで』
『…分かった…すぐ帰ってくるからね!』
『うん』
『ちゃんと薬飲むんだよ』『うん』
『それから…それからね』『大丈夫だから…早く行かないと二人を待たせちゃ悪いよ』
『うん…行ってきます…』
急に静かになった部屋…一人になった部屋…寂しさや不安が押し寄せてくる
こんなにも僕は樹月が居ないとダメになるんだと改めて分かって苦笑いしか出てこなかった
気がつけば寝てたらしくて起きたら樹月がいた
『あれ?樹月?』
『睦月…大丈夫?』
心配そうな顔…こんなにもほっとしてる自分がいる
『大丈夫だよ』
君がいれば笑える…安心する…
『樹月…ぎゅってして』
素直に甘えてみたらニコッと笑ってぎゅって抱きしめられた…嬉しくてスリスリとすりよったら樹月がフフって笑う声がして僕は嬉しくて安心して…そしたらまた急激に眠くなって眠りについた
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