灰原視点

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…霧島が姉さんの顔を見てしまった。全部忘れて霧島も咲いてしまうのか…俺を…忘れて この胸の痛みは何だ?姉さんを思ってか?それとも変わらない…終わらないこの島のことだろうか? 『もう終わりだ…お前との鬼ごっこも全部終わりだ』 走っている時もこの胸はズキズキと痛む…もう一度お前を刺すことが…まさか…罪悪感を…ふ…バカらしい… 『灰原何処だ!灰原…』 ぐさりと言う音。胸の痛みが酷くなる 『灰原!』 瞬間落ちる2つの身体。何故か霧島の方をみて…途端に気づいてしまった そうか…俺はお前に止めて欲しかったのかもしれない。この変わらない…終わらない時間を…この島を… お前が俺を忘れてしまうのが怖かったのかもしれない あぁ…そうか…俺は霧島…お前のことをいつの間にか好きになっていたのか… お前が知ったら笑うか?なぁ?霧島 END
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