欠片(紗重×八重)

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『おはよう八重』 『おはよう紗重』 私たちは何時も一緒の時間に寝て何時も一緒の時間に起きていた 何をするにも二人一緒。(何時かは離れる)そう私の中の私がそう言う 『紗重?』 不安だった…でも私は八重と一緒にいたい…一緒がいい! 『何でもないわ…ねぇ八重…』 『ん?』 私は不安をぬぐいさるように何時も聞くの 『私達ずっと一緒だよね?ずっと一緒にいてくれるよね?』 そう聞けば 『うん!当たり前だよ』 そう答えてくれると知っていたから… けれど 『え?八重は睦月君が好きなの?』 『きゃあ…そんな大きな声で…』 『そう…なんだ』 『でも…見てるだけで十分なの』 私は樹月くんが好きで八重は睦月君が…好きな人が違ってしまった…私は樹月君が好きだけど一番大好きなのは八重だ…八重は睦月君なのだろうか?そう思ったら激しい程に膨れあがる気持ち…この気持ちは何なのだろう?
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