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「あなたに言われたくないですよ。副長に軽く逆らうあなたに…。それこそ生意気です」
「逆らってないよ。ちょっと目線をあげて会話してるだけ」
さも当たり前かのように話す藤堂に山崎は呆れた。
「……いつか刺されますよ。今のうちに覚悟なさっておいたほうがよろしいでしょう」
山崎は再び書物に目を戻した。
その横顔の美しい事。
通った鼻にすらりとした瞳。
土方や沖田に並ぶぐらい美しい。
――まぁ俺には適わないけどね
「…藤堂さん、さっきから視線を感じるのですが…。何か用があって来たのではないですか?」
「まぁね。用がなかったらこんな所来ないよ」
はぁ…
山崎の生返事は藤堂には聞こえていない。
「最近、何でみっちゃんと一緒なわけ?俺聞いてない」
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