極楽鳥花

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闇夜 我が絶鬼絶炎の土地に降り立つ 我が瑠璃色の御魂に宿りし神は その身に過去を刻み その身に未来を刻み 明鏡止水の境地を滅す 「時、食えば!」 狂いし主の御魂 業火をも無 星 追いし 妖笑 「我は天下無双の鶯!大和歌に宿りし天地よ!神さびて、その姿を望むことかなわず!」 狂い 「ならば、その御魂!我が猛き白栲な反歌にて滅す!」 狂いゆく者の人道に 道祖神居ず
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