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「兄貴も温いよなぁ~。関わってほしくないなら関わるなってはっきり言えばいいのによ」
「メギド」
「……仕方ねぇな」
伝言の途中で自分の考えを言うメギドにネルビが視線と名を呼ぶことだけで釘を刺し、続きを促す。
「ここで覚悟がないのなら続きは聞かせるなって言われてる。本人の意志を尊重する、だとよ」
「私達宛てにそれがあるかは知らないけど、私達には覚悟なんて関係ないね。私は元より“そっち”にしかいられない」
「俺ァ依頼主に連いてくだけだ」
「あんたら宛てにもちゃんと言付かってる。そこは安心しな」
それを聞き終えたあとにアリスは飛鳥へと振り返った。
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