夏と休みと特訓と……

65/81
前へ
/1156ページ
次へ
「ごぎゅぅっ──」 メギドは両目をひん剥いて苦痛の叫びを上げるがそれは声にならない。 さらにネルビの非道は続く。痛みによる悶絶のおかげで起きないメギドにさらに次々と蹴りを放っていく。 惨劇と言っていいほどの惨状がそこに広がっていく。 「いい加減にしやがれコノヤローがアァァッ!!」 「ん……」 ガバッとメギドがいきなり立ち上がり、自身を蹴り続けていたネルビを襲いに掛かるが、ひょいと避けられてしまい、再び顔面から地面に衝突した。 「当たりやがれや!」 「痛いの……ヤ」 地面と接したままのメギドの頭を踏み付けた。
/1156ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23624人が本棚に入れています
本棚に追加