夏と休みと特訓と……

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………… メギドが落ち着いてから……。 「怒りで爆発しそうだけど、今、それはいい。今は兄貴の伝言を伝えるのが先だ」 自身に言い聞かせるように言ってからメギドは一度深呼吸。次には完全に落ち着きを取り戻した様子で叶ら六人と向き合う。 「じゃあ、言うぞ。これはきちんと丸々覚えたヤツだからな。俺は一切関係ないからな。覚えるの頑張ったんだぞ!」 叶らをビシィッと人差し指で指差して叫んだ。第二の伝言の始まり方がおそらく叶らの気に障ることが予想出来たからだ。 「『お前達ならば聞こうとするのだろうな。アリスはともかく馬鹿共が』」
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