夏と休みと特訓と……

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ギリッと奥歯を噛み締める飛鳥にネルビが視線を向けた。 「今の貴方、戦っても……意味ない。もう一度、言う。──覚悟がないのなら、今すぐこの件から手を引いて、二度と主人に関わらないで」 いつも通りの途切れ途切れではなく、ネルビは一気に言い放った。 「貴方は気に入らないからという理由だけでアリス達を拒んでいるだけ。本当に主人をどうにかしないといけないと思っているのならそんなちゃちなプライドは捨てるべき」 全てを言い終えてからネルビはふらふらっと後方に倒れる。すかさずメギドがネルビを受け止めた。
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