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涼恭様。貴方様は私の太陽であり、神であり、世界であり、全てでした。
貴方様が朝城家から勘当された時、私は一瞬心臓が止まるかと思いました。
私は当主様の命令に背き、貴方様を追いました。妹には共感を得られませんでしたけれど、私はその選択肢が最善だったと今だからこそ思います。
暫くした頃に当主様から直々に涼恭様の監視を命じられました。
しかし、実際の命令は監視などという行為ではなく、今まで通り変わらず世話を見、見守ってやれとのことでした。
私は折角通わせて頂いていた学業すら疎かにし、涼恭様を影ながら見守りました。
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