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「なら、次は俺だな」
ツヴァイハンマーを腰から抜き、両手で持ち手を握る。魔力を溜め、ツヴァイハンマーの魔力解放機構を解放し、放った魔力と単純な衝撃の混合物を門へぶつける。
門はあまりの威力に無理矢理こじ開けられた。
「んじゃ、先行ってるわ」
後方にいる叶らに向かって軽く手を振りながら深矢は門の中へと入っていく。
その次に続いたのは紗耶香だった。
長刀の柄に右手をあてがい、魔力を込め、黄色い魔力を纏わせる。
「──ふっ」
一振り。たったそれだけで門は斬り裂かれるのではなく、真っ二つに両断された。
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