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「ディちゃん、嫌なことばっかり言ってると……報酬減らすよ?」
「おおっと、それは失礼。だが、その場合はこの内の誰かを今から戦う相手に差し出して、今よりも高値で雇ってもらう」
アリスとディルクの視線が交差し、バチバチッと火花が散る。互いに笑顔でそれを交わしているため、余計に怖さを引き立てていた。
「アリスちゃん、今はんなことしてる暇はねえんだ。先に進むから、話は後にしてくんねえか?」
「そうだね。今はこの子達の願いを叶えてあげないとね」
そう言って、一度飛鳥らに目を向けた。
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