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右手の五指で挟める限界数であるナイフ四本を黒ローブ目がけ飛ばす。
全て急所狙いでの投擲である。
「そっちこそ、あたしを舐めないで頂きたいねっ!」
右手の一振りでナイフは全て弾かれる。
それでもディルクはナイフを次々と投げ続け、黒ローブはそれを弾き続ける。あちこちにナイフが散らばった。
「あれだけほざいてたのにも関わらず、思いの外弱いね赤目君」
「ああ。お前が“この”俺をどのような強さで見ていたかは知らないがな」
ナイフを左手で投げ、右手に持ったナイフを持ちかえ、黒ローブへ駆けた。
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