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「真正面から食らうわけがない」
「知るかよ、ンなことォッ」
大剣を振り下ろす。大剣は地面を砕き、粉塵を空中に舞わせるものの、黒ローブ達には擦りもしていなかった。
しかし、先ほどと同じく剣圧を魔力で操作し、圧力のみで黒ローブらを打撃する。
空中で攻撃を受けつつも黒ローブらは散開し、バルドを囲んだ。
「てめえら如きが、この俺を殺る気か?」
「それは必然だからね」
黒ローブ五人はそれぞれ剣、槍、棍、杖、鉄球を取り出し、バルドへと飛び掛かった。
バルドは口端を吊り上げる。
「──……リミットブレイク」
微かにそう呟いた。
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