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突然魔力が噴き上がり、飛び掛かってきていた黒ローブらを噴き出した魔力が薙ぎ払った。
その魔力の噴き出す本人であるバルドは嬉しそうに笑みを浮かべていた。次第に声が漏れてくる。
「──ッハッハッ、ハァッハッハッハッ!やっぱなァ、戦いはこうじゃねェとなァッ!!」
もう一本大剣を取り出し両手で構え、足はとあるステップを踏む。
それは歩法と呼ばれるものに魔力を足したもので『瞬動』と呼ばれる中でもさらに難しいものだった。
「さア、俺を楽しませろッ!」
バルドは棍を持った黒ローブの目前まで一瞬にも満たない速度で移動し、そのまま右手の大剣で振り払った。
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