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吹き飛ばされ動かなくなった黒ローブを見て、バルドは落胆した様子を見せた。
「蚊ァかてめえらは。拍子抜けにもほどがあるぞ。俺を倒せる人数だった五人じゃなくなっちまったじゃねェか。四人でやれんのか?アァ?」
これは挑発ではなく、バルドの本音。何の偽りもなく、薄いちんけなオブラートにも包まなかった本心そのもの。
バルドは両の大剣を肩に担いだ。
「勝てんなら来いよ。てめえらの全てを根幹から何もかも打ち壊してやる」
「くっそがァッ!!」
黒ローブらが吠えながらバルドへと武器を振り上げ迫った。
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