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「衝流煉水(ショウリュウレンスイ)──引き千切れ『浄仙禍(ジョウセンカ)』ァッ!」
バルドの周りに大量の水が現れ、激流となって残りの黒ローブら三人を呑み込んだ。
地面から大剣を引き抜き、バルドは初めからべらべらと喋りに喋っていた黒ローブの真上へと跳んだ。
そこから二本の大剣を他の黒ローブらに投擲した。両の大剣は的確に黒ローブ二人の腹を射抜いた。
そして、真下にいる黒ローブの首を右手で掴む。
「お前達は朝城次期当主らに負けたはず。なのに、なぜ僕らを……」
「俺らはな、身体能力、魔力共に六割減。負けるに決まってるだろォがよ」
右手に力を込めた。
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