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ボンッと両のツヴァイハンマーがハンマー部分のカートリッジの仕組まれている場所辺りを爆発させた。
ははは、と深矢は空笑い。
「やっぱ、残り三分もあったら無理か。カップラーメンに怒られちまうな」
若干意味不明な言葉を発しながら深矢は壊れたツヴァイハンマー二本を引き寄せた。
ハンマー部分はかなりの温度になっており、触れそうにない。もとから深矢には無理だが、修復も不可能だろう。グシャグシャに砕けていた。
「これじゃ、追い付けても足手纏いだわ叶。すまねえな」
虚空に言い掛けてから、深矢は意識を失った。
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