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『雪月華』
仮面の男は魔力を放ち、氷刀を振るおうとするが、氷刀に込められた魔力よりも多くの魔力を込めた鉄甲でメギドが氷刀を受けとめた。
「速く……行く。メギド、幾らでも、持ち堪えられる。でも……あほ、だから、いつ抜けられるか、わからない。だから、速く、行く」
散々な言い様だが、それと同時にネルビがメギドを信頼していることもよく見受けられた。
まるでネルビはメギドが抜けられることに心配をしていない。
「お願いします!」
「任せました」
「お願いします」
「お願い致します」
叶、飛鳥、紗耶香、楓の四人が駆け出した。
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