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生まれたのは合計八本の刃状の衝撃波。空気を斬り裂き、仮面の男目がけ突き進む。
『雪月華』
それに対して仮面の男も冷気を纏う氷刀を振りぬく。互いに強烈な破砕音を上げて砕け散る。
しかし、そんなことには二人共がものともせず、メギドは身体中に魔力を、仮面の男は『紫電・雷甲』を纏って激突する。
拳と蹴の応酬にメギドは口端を吊り上げて、寸でのところで全てを避けつつ、それに上書きするように自身へと向かってくる攻撃よりも速く拳や蹴を放つ。
他からは腕と脚が速く動き過ぎて、消滅したかのように見えた。
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