最終決戦・追

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「甘過ぎるのよ」 樟葉は蒼く煌めく瞳を誇示するように輝かせる。そんな樟葉だが、唐突にさっと身体を反らした。 その場を紅い魔力の弾丸が通り過ぎた。 「あら、いたのね楓ちゃん」 「我が主人を妨げる者は排除致します。例え相手が私の師である貴方様であろうとも」 「そんなこともあったものね。ただ面白そうだったから始めたんだけど」 「私には、まだすべきことが残されております。ですので負けは断じてありません」 「戦う前から勝利宣言とはね」 楓の右手には涼恭の黒銃『DARKROSE』が握られていた。
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