最終決戦・追

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無言で楓は黒銃の引き金を引く。紅い弾丸が射撃される。 「涼恭とはまた違う弾丸ね」 『アカシック・ゼロ』で存在を切り離さず、身体を反らして回避行動を取る。 楓はすぐさまもう一度狙いを付けて、紅弾を放つ。 さらにそこへ紗耶香が飛び込んだ。楓の相手をしている間ならば、こちらまで対処しきれないはすだと判断したからだ。 「厄介よね、その『魔封じの闘舞』は。弾丸に込めてるんでしょ?」 「……」 「沈黙は肯定よ?」 紗耶香と楓の攻撃を捌きながら樟葉は言葉を発し続ける。 楓は一度左へ飛び、空中から紅弾で狙い撃つ。
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