最終決戦・追

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「魂ならば、私の力が効くかもしれません」 「一応血も出るもんね」 「いや、四大貴族あるいはそれに準ずる能力、関連のある能力ならば一定以上なら作用するのだろう。私の刀の傷が頬に残っている」 「なら……」 「少しは役立てるのですね」 黒銃に魔力を再装填し、楓は走りだした、それを合図にして飛鳥と紗耶香も飛び出した。 「貴方達はここで果てるのよ。叶、貴方は私が現界するための器になってもらうわよ。魂の容れ場所として!」 「ヤだね。僕は……まだ答えを出してない!」 叶の背部に蒼い翼が結ばれた。
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