最終決戦・追

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砕けた氷刀はわざと爆散させ、目眩ましと散弾とし、すぐさま氷刀を再構築。 『だが、お前達からして敵であるコレのことだ。敵の事情など関係あるまい』 「っ"ああああぁぁぁぁぁっ!」 渾身の振り抜きで叶は仮面の男を後方へと飛ばす。そこに紗耶香が追撃を掛ける。 振るわれる長刀。仮面の男は寸でのところで回避するが……。 「翔月穿」 刃の先から黄色い魔力が噴射。刃を延長させ、浅く斬り裂いた。仮面の半ば辺りを。 斬られた部分に罅が入り、仮面の下半分が切り落とされ、床へとずり落ちた。 「この仮面を斬ったことは褒めてやる」 氷刀が煌めいた。
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