最終決戦・追

54/145
前へ
/1156ページ
次へ
「華月穿!」 「そっちもいたわね」 上空から紗弥加が剣撃を飛ばす。それを樟葉は蒼い光を纏わせた蒼剣で受け止める。 蒼い光が瞳から漏れ出る。 「消えなさい」 「こちらもただやられ続けるわけにはいかないッ」 黄色い光が蒼い光を覆い隠すように勢い良く溢れだす。それに比例して、樟葉の蒼剣を押す力も大きくなっていく。 樟葉の足下の床に罅が入る。 「厄介ね、私達と同列の戦闘系の能力は……!」 「そう言うな……。私は他のような能力が羨ましい」 「はああぁぁぁっ!」 鎖で編み込まれた拳が真横から振るわれた。
/1156ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23624人が本棚に入れています
本棚に追加