変わっていく『スベテ』

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「キミ達が飛鳥の言っていた……えーっと」 「藤堂深矢です」 「神前霞弥って言います」 「猪原轟……です」 ぎこちなく三人は宮麻と挨拶を交わした。 「さっきの『限界超えぬ者に先なし。超えた先にこそ、掴める宝にも優る全てを手に入れらん』ってのは何なんですか?」 霞弥が訊ねる。 それに宮麻は驚きつつ返した。 「凄いね。たった一回言っただけなのに一字一句間違わず言ってしまうだなんて」 「覚えるのは得意なんです私」 「まあ、“そんなもの”、戦場では何の価値もないけどね」 はっきりと宮麻は言い捨てた。
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