23624人が本棚に入れています
本棚に追加
/1156ページ
*
「さぁて、私達も動こっか♪」
「それが依頼主の命ならば、それに従って動くのみだ」
アリスのにこやかな発言に即答張りの速さで返したのは黒髪紅目の少年ディルク。何度も涼恭や叶らの前に立ちはだかった金を第一に考えて動く少年である。
アリスとの関係は依頼主と依頼を受けた者。一時的な主人と従者とも言える。
「俺は戦えさえすりゃあいい」
そう荒々しく言い放ちながら剣を手入れしているのが、同じく涼恭らと戦ったオレンジ髪の少年バルド。ディルクと組み、こちらは戦いのために依頼を受けている。
最初のコメントを投稿しよう!