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「今回は何をすればいい?」
「今回はね~。────かな?」
「何っ!?」
「マジかよ」
それぞれかなり驚いた様子のディルクとバルド。いつもならば、少々感情は隠すのだが、今回ばかりは驚きを隠せないほどに驚いていた。
アリスはそれに満足気な笑みを浮かべると再び口を開く。
「まあ、流石に今回は拒否してもらっても構わないよ。無茶と言うより、今までとは真逆のことをしてもらうわけだからね」
「金は幾ら払う?」
「いつもの倍は堅いね。働きによってはさらに上乗せもあり」
「その話、受けよう」
アリスの言葉を聞いた瞬間の即答だった。
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