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「まさに守銭奴だね」
「好きに呼べ。俺に金が必要で、俺が金を集めているのは事実だ。訂正を入れる気にもなれん」
アリスは少しながら皮肉を込めたつもりだったのだか、ディルクはそれを一蹴するわけでもなく、ただ受けとめ、適当に捨てた。
ボケをごく普通に流された状態よりもどこか恥ずかしかった。
「バルちゃんは?」
「それは戦えンだろ?なら、聞く必要はねェ。俺も乗ってやろォじゃねェか」
どこからか取り出した大剣を天井へと掲げながら言った。
「そうこなくっちゃね」
こうして、アリスらも行動を始めた。
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