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「──はい。これで今日の特訓は終了。よく頑張ったね」
宮麻の言葉を聞いて、一気に緊張の解けた深矢らは荒く肩で息をしながら床にへたり込んだ。
飛鳥だけが立っているが、膝に手を突き、汗だく。やはり肩で息をしていた。
「ぜぇっ、はぁっ、はぁはあ、つはぁ、限……界──」
「わた、し……も、無理ッス」
「まだ……まだぁっ……」
バタンと三人は床に倒れこみ、気を失った。それを見終えてから飛鳥も床にへたり込む。
表情から疲れしか読み取ることが出来ないほどに疲れ果てていた。
それでも飛鳥はギュッと愛用の魔鎖を握ったままだった。
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