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七月ももう終わり、明日で八月となる。終業式以降毎日ずっと飛鳥ら四人は宮麻他数名から直々に特訓を受けている。
本日は午前で終了。理由は午後から『彩陽夏祭り』があるから、ということらしいがイマイチ宮麻からの説明は要領を得ない。
「はい、飛鳥。お疲れさま」
宮麻はスポーツドリンクの入ったペットボトルを飛鳥に手渡す。飛鳥はそれをゆっくり受け取った。
「あ、りがとう……お父、様。お父様こそ、お疲れ……さま」
「こちらこそ、ありがとうだよ」
そう笑って宮麻は人数分のスポーツドリンクが入ったクーラーボックスを床に置くと修練室を出ていった。
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