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深矢の突拍子もない発言に一同唖然とする。
当の本人はなぜか当たり前のような表情をしながら一欠伸。連日の特訓で確実に疲労が溜まっているのだ。
飛鳥らはついに堪えられなくなり、ぷっと吹き出した。
「あ、あはは、はは……!」
「さっすが深矢くぅん、あはは。タイミングに度肝を抜かれるね~」
「ふむ、流石は深矢だ」
「…………俺は俺の思ったことをただ口に出しただけなんだけどなぁ~……」
ウケたのは嬉しいが、どうも喜べない深矢である。
だか、みんなで笑い合う姿を見て、深矢は本当に自分がしたいことを認識した。
──俺はみんなの笑顔が守りたい。
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